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2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」石田三成や藤堂高虎を演じる追加キャストのコメントが到着!


大河ドラマ「豊臣兄弟!」の新たな出演者発表第4弾が情報解禁となった。大河ドラマ第65作の主人公は天下人の弟・豊臣秀長。『秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く夢と希望の下克上サクセスストーリー!

強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描く。今回は、豊臣兄弟と共に乱世を生きる重要人物のうち、オーディションにより選抜された5名のキャストが発表となった。到着したコメントをお届けする。


 

■文武両道に秀でた、秀長の腹心 藤堂高虎/佳久創さん

ⓒNHK

―オーディションを経て、藤堂高虎役のオファーを受けたときの率直なお気持ちをお願いします。

 

今回のオーディションでは普段以上に緊張しており、正直覚えていることは少なく、手ごたえなども感じる暇も無くてあっという間に終わってしまった印象でした。ですので数日後にマネージャーから直々に「大河ドラマ無事決まりました」と言われた時は、思わず「よっしゃー!」とガッツポーズをしました。その後にじわじわと「ホントによかったー」と安堵の気持ちがこぼれて来ました。続けてマネージャーから「役は藤堂高虎です」と言われた時、「え、あの知る人ぞ知る、あの高虎!?」と、さらに嬉しかったです。まさか藤堂高虎を演じられるとは思いもしてなかったので、その日は一日中興奮が収まらなかったです。

 

―高虎を演じるにあたっての意気込みをお願いします。

 

元々、藤堂高虎については主人をコロコロ変えていたという、少しネガティブな印象を持っていました。

しかし色々と調べてみると、自分を正しく評価してくれて、仕えるに値する主人に精一杯尽くしていたという、むしろ情に熱く有能な武将であったという印象に変化しました。秀長に対しても、その人柄に惚れ込み、そして自分自身を評価してくれていたからこそ、精一杯努力し、結果的に右腕と呼ばれる存在になれたのではないかと想像しています。高虎は戦に出陣すれば、必ず戦果をあげると言って良いほど、屈強な武将であると同時に、築城の名人ともいわれるほどの頭脳も持ち合わせる人物です。『力強さ』だけではなく『知性』も感じられる高虎を演じられる様に挑んでいきたいです。

 

―高虎にゆかりの深い、奈良の皆さんに向けてメッセージをいただけると幸いです。

 

藤堂高虎が秀長とともに過ごした最後の地が、奈良・大和の地だったのではないかと思っています。秀長に寄り添い、多くを託された高虎にとって、大和納言と呼ばれるようになった秀長の領地は、主君との忘れがたい時間がたくさん詰まった場所だったんだろうと思います。近いうちに、秀長に最も信用されていたであろう高虎の気持ちを感じながら、大和路を巡りたいと考えています。

 

■豊臣政権を支えた秀吉の忠実なる家臣 石田三成/松本怜生さん

ⓒNHK

―オーディションを経て、石田三成役のオファーを受けたときの率直なお気持ちをお願いします。

 

夢かと思いました。

昨年から毎日紙に書いていることがあり、それが「大河ドラマの出演が決まった!」でした。

出演する妄想は密かにしていたのですが、、、いざ決まると実感が湧かなかったのが本音です。石田三成という名だたる諸先輩方が演じてこられた大役を、自分が楽しみにしていた「豊臣兄弟!」で演じられること、俳優人生においてこれほどに名誉で、挑戦させていただける機会はありません。

不安や緊張は全部捨て、自分に求められていること、自分に表現できることにただ真っ直ぐに向き合い石田三成を全うしたいと思います。

 

―三成を演じるにあたっての意気込みをお願いします。

 

戦国の歴史が好きですが、石田三成は素性の知れない人物の一人です。

“知的で冷酷、日本一の嫌われ者をなんてことも言われており、あまり良い印象を持たれていない武将ですが、歴史が勝者によってつくられる戦国の時代で関ヶ原の合戦に敗北した三成は一番の被害者な気もします。一人が万人のために、万人が一人のために尽くす、石田三成が掲げた「大一大万大吉」の旗印の理念が僕は好きです。賛否分かれる武将だからこそ、近年数ある作品ごとに三成像が変化し、今回もまた「豊臣兄弟!」でどういう描かれ方をするのか、僕自身凄く楽しみです。秀吉のために最後まで戦い抜いた三成と共に「豊臣兄弟!」を最後まで戦い抜けるよう一心同体で頑張ります!!

 

―三成にゆかりの深い、京都の皆さんに向けてメッセージをいただけると幸いです。

 

「大義を思うものは、命を大切にするものだ」

京都で処刑される直前に三成が残したこの言葉が、すごく印象的です。

最期まで自分の信念を貫き通す三成の人間性と、豊臣家のために生涯をささげる忠義心、様々な発想を持つ天才ぶりを自分なりに精一杯表現したいと思いますので、最後まで見守っていただけたら嬉しいです。

 

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歴史人編集部れきしじんへんしゅうぶ

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